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2020年04月19日

長期優良住宅の物件の謎

 先日、長期優良住宅の審査申込みを行いました。
長期優良住宅とは一言でいうと公的機関から「あなたの家は長寿命な家でエコな住宅です」という証明を受けた住宅です。
この「長寿命な家」というのは別のサイトなどで色々紹介されていますが、省エネルギー性に関しては現行の国の基準が低すぎるのはHPでお話している通りです。省エネルギー対策等級4という性能でUa値で言うと0.87(新潟5地域)です。
これは家を暖めるのに莫大なエネルギーを使う上、何を持って省エネルギーと言っているのでしょうか?こんな低性能な住宅で「長く安心・快適に暮らせる家」にはとてもなりません。この長期優良住宅という基準自体は平成21年にスタートしたらしく、もう10年以上前の基準になります。
長期優良住宅を希望する理由は税金や保険、ローン金利等が安くなったり、住宅業者にとってはブランドイメージの為に建てるのだと思います。
この長期優良住宅の申請には非常に手間がかかり、基礎や建物の構造計算などでも非常に金銭的負担がかかります。正直の申し上げるとこれら以外のメリットが少なく、制約や不用意な部分のコスト増、好きな間取りやデザインができない場合があり足枷になっていて、この長期優良住宅の規格よりも遥かに丈夫で、温熱環境も良く、長持ちする住宅はちゃんとしているビルダーさんなら十分作れますし、私自身が設計・施工する住宅は計算書などの数値によって立証しています。
この「長期優良住宅」の規格は逐次変動する時代に合わせて変わっていくべきだと思います。少なくても7年、最低でも10年毎くらいに規格やその時代に沿った内容を見直すべきと思います。これでは「長期優良住宅以外の住宅はすべて優良ではない」と捉えられてしまいます。
実際、普通の高性能住宅を建てた際に、保険の関係で「斉藤さんの家って長期優良住宅ですか?」とお客様から聞かれることが多々有り、私は申し訳無さそうに「いえ、長期優良じゃないんです・・・」って話すのが本当に辛いです。「じゃあ私の家は優良じゃない不良住宅なのですか?!」とお客様も名前からそう思ってしまいます。単なる長期優良住宅という名前でなく、「〇〇年度認定住宅」とか「長期間認定住宅」とか名前を変えてほしいです。